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新日本税理士法人メールマガジン
- 平成27年7月15日発行 -
http://shinnihontax.com/
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<もくじ>
* 池尾からのご挨拶
* 税金トピックス 【ご存知ですか?】教育資金贈与の非課税について
~平成27年4月以降も可能に~
* 福森が語る~アジアの現場から~
* 健康ひとくちコラム 梅雨時の健康管理
■□■ 池尾からのご挨拶 ■□■
毎日毎日ぱっとしない天気が続きますが皆様いかがおすごしでしょうか?
つい先日、久しぶりの仮設住宅での相談ボランティアに行ってきました。
震災以後毎年2~3回行っていますが今年は初めての訪問です。
少しずつ少しずつ街の復興は進んでいますが、仮設住宅から移転できない
方もまだまだたくさんいらっしゃいます。
復興住宅の早期完成を心より願っています。
代表社員 池尾彰彦
■□■ 税金トピックス ■□■
【ご存知ですか?】教育資金贈与の非課税について
30歳未満の者が教育資金に充てるため直系尊属(父母や祖父母など)から、
教育資金口座の開設を行った場合には一人当たり1500万円までの金額につ
いては非課税となります。
対象となる教育資金とは、「学校の入学金」「授業料」「保育料」「受験料」
などのほか「修学旅行費」なども含まれます。
また学校以外では学習塾やスポーツ、ピアノなどのお稽古事、留学渡航費、
通勤定期代も含まれます。
この制度は今のところ平成31年3月31日までが適用期限となっています。
またこの制度を受けるためには所定の申告書を金融機関を経由して税務署に
提出しなければなりませんので注意が必要です。
(税理士 池尾彰彦)
■□■ 福森が語る~アジアの現場から~ ■□■
Vol.14 ベトナムの真実(14) 越中紛争の行方
“交渉”について考える材料も沢山含まれている越中紛争について少し考え
てみたいなと思います。
ベトナム軍の幹部が「武力行使も辞さない」と発言したとか、日米も当事者
とした中越関係は、本気で危ない局面を迎えている感じです。
ベトナムから見た中国は、「好きに決してなれない、近くて遠い国」だと勝
手に思っています。千年に及ぶ支配の歴史や中越戦争など、ソ連も交えた複
雑な関係が近代まで続いています。現代においても、“ありとあらゆるもの
が中国から輸入されているのに中国製品は嫌い”という不思議さを内包しつ
つ、数少なくなった共産党国家として、国境を接する隣国として“したたか
で、超現実主義のベトナム”は、中国との距離感をうまくコントロールして
きた筈でした。
でも、そんなベトナムの想定・シナリオを超える行動に今の中国は出ている
のです。
中国の行動の背景は皆さんもご存じのように複雑です。権力基盤強化と腐敗
撲滅(=政敵の弱体化)を推進する現政権の思惑と、現政権の力のベクトル
を変えたい石油閥+軍連合の窮鼠猫を咬む的な思い切った行動の数々。
そして、急激な軍拡の影響での軍の統制の乱れ(自衛隊機に急接近した中国
機は軍としての行動ではなく、完全にパイロット個人の勝手な行動だったと
いう話も出ています)に、貧富の格差と共産党1党支配への鬱積した不満、
漢民族と少数民族の争いの背後にある地下資源利権、ベトナムにとって重要
なアセアンの結束に影を落とす親中国国への経済・軍事的介入…
一方、ベトナム側でも、「対中国に対する不満との切り分けが難しい、共産
党1党支配への鬱積した不満」が問題を複雑にしているように感じます。対
中デモでも北部と南部ではかなり温度差があったのではないかと推察します。
中国の支配階級である共産党の中での激しい抗争は日本でもお馴染みですが、
当然ながらベトナムでも同じようなことが起きています。対立派閥の幹部や
親しい経営者の不正摘発や逮捕などもあります。そして、共産党という支配
特権階級に対する様々な想いがたまに、特に南部では吹き出します。
国対国として単純化してしまうと理解できないことが多々起きるので、日本
人的には分かりにくいと感じます。でも、日本以外の国際社会では、国とし
て単純化できることの方が稀なような気がします。複雑な当事者を背後に抱
えている“交渉の場”を、どれだけ調査・分析・考察してシナリオが創れる
か、グローバルでの交渉力では、その事前準備が全てではないでしょうか。
なんにしても、ベトナムの友人たちが、子供・家族・仲間を守るために戦場
に出向くような事態にならないことを心から祈ります。戦争は、前線でのちょ
っとした突発事故で始まってしまうようですから…
続きは次回、ヘンカップライ!
※コラムはリンクグローバルソリューション「ベトナムの真実」より転載
<福森哲也プロフィール>
新日本税理士法人 アジア戦略担当顧問
1964年シンガポール生まれ。
東京大学法学部卒業後、日欧を代表する戦略コンサルティングファームで
活躍。
その後上場ITベンチャーの執行役員、ソニーIT子会社の経営会議メンバー、
上場企業の役員などを歴任。
現在は、株式会社STIサポートの代表取締役として、日本企業のベトナム
その他アジア諸国への進出支援事業を主に行う。
「ミャンマー・カンボジア・ラオスのことがマンガで3時間でわかる本」
「ベトナムのことがマンガで3時間でわかる本」
「ベトナム株投資完全マニュアル」など著書多数。
■□■ 健康ひとくちコラム ■□■
土用の丑の日
雨が続いたかと思えば、急に真夏日。
冷房の効いた室内から外に出ると、熱気でくらくらしそうです。
夏バテ対策といってこの時期思い浮かぶのは土用の丑の日です。
最近、すっかり貴重になった国内産うなぎですがこの日ばかりは奮発して
食べたいと思っています。
そもそも、この日にうなぎを食べる習慣はどこから来たのでしょう?
一説によると、江戸時代の発明家「平賀源内」が広めたと言われています。
知り合いの売れないうなぎ屋から「夏にうなぎを売るにはどうしたら良い?」
と相談を受け、土用の丑の日にうなぎを食べよう!という売り込みを行った
のが当たったというわけです。
江戸っ子も流行りものには弱かったのですね。
兎にも角にも、暑さに負けぬようご自愛下さいませ。
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